Thursday, April 06, 2017 11:07 AM

大使面会、2閣僚が拒否 日韓合意、順守要請困難に

 韓国国防省は6日、ソウルに4日帰任した長嶺安政駐韓日本大使が要請した韓民求国防相との面会について「実施は難しいと日本側に伝達した」と発表した。統一省も6日、統一相と大使の面会は困難との立場を表明した。

 韓国外務省の報道官は6日の定例記者会見で、長嶺氏が4日に黄教安首相との面会の意向を示したことについて「未調整の段階で対外的に言及するのは不適切だ」と不快感を示した。長嶺氏は大統領代行の黄首相と会い、従軍慰安婦問題を巡る日韓合意の次期政権での順守を求めたい考えだが、当面の実現は見込めなくなった。

 一方、聯合ニュースによると大統領府の金奎顕外交安保首席秘書官が6日午後、長嶺氏と面会。長嶺氏は、ソウルの日本大使館と釜山の総領事館の前にそれぞれ設置された慰安婦問題の少女像の撤去を改めて求めた。(共同)