Thursday, April 06, 2017 11:07 AM

北朝鮮「重大な脅威」 トランプ氏、全てが選択肢

 安倍晋三首相とトランプ大統領は6日朝、北朝鮮のミサイル発射に関して電話会談し「危険な挑発行為であり、安全保障上の重大な脅威だ」との認識で一致した。韓国を含めた3カ国で緊密に連携する方針で合意。トランプ氏は「同盟国の日本を100パーセント支える」と表明し、対北朝鮮政策について「全ての選択肢がテーブルの上にある」と述べた。「最大限の軍事力」を活用して日韓を含む同盟国を防衛するとも強調した。

 両首脳は米国時間6、7両日のトランプ氏と中国の習近平国家主席の会談を前に、北朝鮮に厳しく対処する姿勢を鮮明にした格好だ。

 トランプ政権は、北朝鮮が自ら核開発を放棄するのを待つとしてきたオバマ前政権の「戦略的忍耐」政策を転換して、軍事力の行使、金正恩体制の転換など強硬手段を含めた対応も選択肢とする構え。トランプ氏の首相への発言は、圧力強化の姿勢を裏付けた。(共同)