Thursday, April 06, 2017 3:18 PM

サリン使用の疑い濃厚 患者治療のトルコ政府発表

 シリア北西部イドリブ県で化学兵器が使用されたとみられる空爆で、トルコ保健省は6日、同国南部に搬送された負傷者らの症状は猛毒サリンによるものとみられるとの声明を発表した。トルコメディアなどが伝えた。

 声明によると、複数の犠牲者に肺水腫の症状がみられたほか、肺の重さが増加したり、肺からの出血があったりした。31人がトルコ南部で治療を受け、3人が病院で死亡したという。

 3遺体の検視には、世界保健機関(WHO)、化学兵器禁止機関(OPCW)の担当者が立ち会った。(共同)