Tuesday, April 18, 2017 1:07 PM

過去の課題から2割超出題 文科省、全国学テで

 文部科学省は18日に実施した小学6年と中学3年の全員を対象にした「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の出題の狙いを明らかにした。過去のテストで課題とされた分野からの出題が、全142問のうち32問と約23%を占めた。学習の改善状況を確認するとしている。

 32問は2007〜10年度のテスト結果を分析した国立教育政策研究所の報告書や、12〜16年度のテストの正答率から課題があるとされた内容。小学校国語の「比喩表現」、小学校算数の「割合」など、過去に苦手とした分野を取り上げた。

 また動画を使ったグループ活動の場面を取り上げた小学校国語や、体力テストのデータを例示した中学校数学の問題など、教員の指導改善や児童生徒の学習意欲向上を意識した問題が出た。(共同)