Friday, April 21, 2017 1:17 PM

自然エネと原子力の区別を 非化石価値取引市場で提言

 自然エネルギー財団(東京)は22日、再生可能エネルギー促進のため国が創設を予定する「非化石価値取引市場」に関し、自然エネルギーによる発電と原子力発電を明確に区別し、企業や消費者が原発でない電気を選べるようにするべきだと提言した。

 同市場は、化石燃料を使わない発電の付加価値を市場で売買して普及を促し、地球温暖化対策に役立てる仕組み。現時点ではダムなどの大型水力発電と原発が区別できない仕組みになる見通しで、財団は原発の促進策につながるとして問題視している。提言は原発と自然エネルギーを区別するほか、太陽光や風力、水力、バイオマスといった細かい区分も必要だとしている。(共同)