Monday, April 24, 2017 10:39 AM

北朝鮮に自制強く要求 日米首脳が電話会談

 トランプ大統領は23日(日本時間24日)、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席と相次ぎ電話会談し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に挑発行動の自制を引き続き強く要求することで一致した。首相は、軍事力行使を含む「全ての選択肢」を視野に入れるトランプ氏を評価。習氏は北朝鮮の核実験に反対する考えを表明し、米国と問題解決に努力する姿勢も示した。

 トランプ氏は、25日に朝鮮人民軍創建85年の重要な節目を迎える北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を行うことを警戒。日米韓の連携を盤石にするとともに、北朝鮮が経済的に依存する中国を巻き込んで北朝鮮に非核化を迫る国際包囲網を強化する方針だ。

 首相は約30分の電話会談後、記者団に、米原子力空母カール・ビンソンと海上自衛隊の共同訓練開始を踏まえ「米国と緊密に連携し、高度な警戒監視態勢を維持し、わが国として毅然として対応していく」と述べた。(共同)