Monday, April 24, 2017 10:39 AM
マクロン、ルペン氏が決選 親EU中道と離脱派極右
フランス大統領選の第1回投票が23日、即日開票された。親欧州連合(EU)で超党派の市民運動「前進」を率いる中道系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が23.75%を得票し首位、EU離脱を訴える極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)が21.53%の2位で、5月7日の決選投票進出を決めた。決選投票ではマクロン氏が優位な情勢。
1958年からの第5共和制下で交互に政権を率いてきた中道・右派政党と左派、社会党の二大政党には歴史的な敗北となった。両党に属さない候補が大統領の座を争うのは初めてで、どちらが勝ってもフランス政治は新時代を迎える。
FNの決選進出は、現党首の父ジャンマリ・ルペン前党首(88)が第1回投票で2位となり「ルペン・ショック」と呼ばれた2002年以来。現状に不満を持つ国民の極右支持が根強いことを印象付けた。(共同)
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