Wednesday, April 26, 2017 10:34 AM

固体燃料型で著しい進歩 北朝鮮の弾道ミサイル開発

 ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は25日、北朝鮮が事前探知や迎撃が難しい固体燃料型の弾道ミサイル開発で予想外の「著しい進歩」を見せており、米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)に必要な飛距離を「容易に実現できる可能性がある」との分析を発表した。

 韓国航空大(ソウル)のチャン・ヨングン教授が分析し、寄稿した。

 今年2月に発射した新型中距離弾道ミサイル「KN15」(北朝鮮名「北極星2」)は事前準備時間が液体燃料より短い固体燃料を使用し、通常より発射角度が高い軌道を取った。チャン氏は「到達高度を低くするため(故意に)より重い弾頭を用いた。弾頭重量は1.6〜1.7トン」と推定した。弾頭は重い方が威力を強くできる。(共同)