Friday, April 28, 2017 5:47 PM

岸田氏、中国一層の役割を 北朝鮮対応、連携で一致

 岸田文雄外相は28日(日本時間29日)、ニューヨークの国連本部で中国の王毅外相と会談し、北朝鮮情勢を巡って意思疎通を図りながら連携することで一致した。北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射など挑発行動をした場合、中国がさらなる役割を果たすよう求めたのに対し、王氏は対話を通じた平和的な解決が重要と強調。圧力を巡り温度差が出た格好だ。

 さらなる役割には、北朝鮮が中国に依存している石油の輸出制限が念頭にあるとみられる。岸田氏は、日本人拉致問題解決に向けた協力も要請した。

 日中両国の関係については、国交正常化45周年に当たる今年から、平和友好条約締結40周年を迎える来年にかけ、首脳や外相レベルの対話を重ね関係改善を図ることも確認した。(共同)