Monday, May 01, 2017 10:10 AM

中国の協力で通商譲歩も 北朝鮮問題でトランプ氏

 トランプ大統領は、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向けて中国が影響力を行使するなら、見返りとして貿易不均衡など米中の通商交渉で米側が譲歩する用意があるとの考えを示した。4月30日放映のCBSテレビのインタビューで語った。

 トランプ氏は北朝鮮包囲網構築に向けて首脳外交を進めた。米政府高官もテレビ出演し、中国の協力が不可欠だとの認識を強調、習近平国家主席に影響力行使を促した。

 トランプ氏はインタビューで「中国は北朝鮮に対し究極的な影響力でないにしても、かなり強い影響力を持っていると思う」とこれまでの見解を強調。その上で「何百万人もの死者が出るような大規模な戦闘」への懸念があり、中国の影響力を引き出して核問題を解決できるなら「米国にとってそれほど良くない通商協定にする価値はある」と述べた。(共同)