Monday, July 18, 2016 10:39 AM

北方領土集会に外国人40人 ロシア、支配正当性を誇示か

 ロシア通信は18日、北方領土・択捉島で8〜9月に行われるロシア政府系の「全ロシア青年教育フォーラム」に、欧米や中国、インドなど14カ国から40人の外国人の参加申し込みがあったと伝えた。フォーラムの事務局長が明らかにした。申し込んだのは事前に招待されていた人々。外国人を島に集め、ロシア支配の正当性をアピールする狙いがありそうだ。

 日本政府は、ロシアの査証(ビザ)を取得して北方領土に渡航すればロシアの管轄権を認めることにつながるとして、日本人や第三国の市民による北方領土訪問に神経をとがらせている。

 択捉島でのフォーラム開催は2年連続で、今年は8月6日から9月3日の予定。旧ソ連諸国のほか、米国、スペイン、カナダ、フランス、インド、中国、コロンビアなどから参加希望があったという。(共同)