Thursday, May 11, 2017 10:36 AM
鍵保管の引き出し壊される 知る者限定、内部犯強まる
広島中央署で現金約8500万円が盗まれた事件で、現金が入った金庫の鍵を保管していた机の引き出しが壊されていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。不審に思った会計課長が金庫を確認、盗難に初めて気付いた。鍵の在りかを知る人物は限られており、広島県警は内部の犯行との見方を強めている。
捜査関係者によると、現金は詐欺事件の証拠品で、金庫は差し込みの鍵とダイヤルの二重式。会計課長が差し込み式の鍵を、机の引き出しの中に入れ施錠して管理していた。捜査を担当する生活安全課に代わって8日の通常業務終了後に会計課長が急きょ確認すると、現金がなくなっていた。
ダイヤルの暗証番号を知っている人物もごく少数であるため、県警は内部犯行の可能性が高いとみている。(共同)
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