Friday, May 12, 2017 10:57 AM
日本郵政、野村不動産買収へ 数千億円、TOB検討
日本郵政が、不動産大手の野村不動産ホールディングス(HD)の買収を検討していることが12日、分かった。株式公開買い付け(TOB)を実施し、買収額は数千億円規模となる見通しだ。関係者によると、野村不動産HDの発行済み株式の33%超を握る証券最大手の野村ホールディングスと既に交渉に入っている。
低金利下で金融事業の利ざやが縮小するなど、日本郵政の経営環境は悪化している。野村不動産HDを傘下に収めることで、不動産の開発事業を強化する。全国の約2万4000局の郵便局や遊休地など、保有する不動産を活用して、収益力を高めるのが狙いだ。
買収が実現すれば、野村不動産HDは日本郵政が保有する駅前の一等地などを活用したマンション建設や再開発が可能になる。(共同)
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