Tuesday, May 23, 2017 5:55 PM

目立つ「小池氏VS自民」 豊洲移転は主張分かれる

 7月2日投開票の東京都議選に向け、主要各党の公約が24日までに出そろった。小池百合子知事の判断が注目される豊洲市場への移転問題で主張が分かれ、小池氏側と自民党の対立が目立つ。受動喫煙防止の条例制定は全会派が盛り込んで横並びに。首都の約1000万人の有権者は何を重視し、一票を投じるのか。

 豊洲問題では、移転延期を決めた小池知事への批判を強めている自民が「早期移転の実現」を強調。公明党は安全対策を実施した上での移転、民進党は移転の条件として追加対策の実施を主張した。

 一方、小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は「総合的に判断し、知事の立場を尊重する」と移転の是非には触れなかった。これに対し、移転中止と築地市場の再整備を公約とした共産党の志位和夫委員長は23日、「都議選の最大争点であり、公約に一切掲げないのは政党として無責任だ」とかみついた。(共同)