Friday, May 26, 2017 11:02 AM

G7、北朝鮮核阻止へ圧力 首相「新段階の脅威」

 先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が26日昼(日本時間同日夜)、イタリア南部シチリア島タオルミナで開幕した。初日の政治外交・安全保障の討議では、北朝鮮問題やテロ対策などを巡り協議。安倍晋三首相は、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮が「新たな段階の脅威」になったとして、G7が開発阻止のため結束して圧力を強化するよう呼び掛ける見通しだ。自由貿易も議題となる。

 開幕前に首相はトランプ大統領と会談し、北朝鮮への圧力強化と緊密連携で一致した。

 今回のサミットは、トランプ氏やメイ英首相、フランスのマクロン大統領ら4カ国の首脳が初参加となった。地域的な覇権主義や保護主義への懸念が広がる中、「法の支配」といった価値観を共有するG7が国際的な課題に協調して対処できるかが焦点となる。(共同)