Friday, May 26, 2017 5:47 PM

トランプ夫妻「別格」扱い 安全上の理由

 イタリア南部シチリア島タオルミナで26日開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、トランプ大統領夫妻の「別格扱い」が目立つ。歓迎式典ではトランプ氏は警備員に囲まれながら最後に遅れて登場。メラニア夫人も安全上の理由で他の参加国の配偶者と一部、別行動だった。

 イオニア海を望む「テアトログレコ(ギリシャ劇場)」での歓迎式典で、議長国イタリアのジェンティローニ首相は安倍晋三首相やドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領らを笑顔で出迎えた。だが、初参加のトランプ氏は各国首脳らを待たせ、物々しい警備体制の中、最後に会場入り。式典開始が約10分遅れ、「無礼だ」と報じるメディアもあった。

 参加国首脳の配偶者らは26日、世界遺産に登録されている活火山「エトナ山」をヘリコプターで上空から見学し、島東部カターニアを散策した。しかし、メラニア夫人は「安全上の理由」でヘリには乗らず、個別に車両でカターニアに向かって合流した。(共同)