Thursday, June 08, 2017 9:47 AM

コンチネンタル、EV用に自動無線充電システム開発

 サプライヤー大手の独コンチネンタルは、EV向けの自動無線充電システムを開発した。

 同社のリリースによると、新システムは2017年6月開催のコンチネンタル技術見本市、さらには9月のIAAフランクフルト自動車ショーで公開される。

 システムは最高出力11キロワット(kW)で自動の非接触充電が可能で、充電パッド上にEVが駐車されると自動的に始動する。

 自動運転車の中核機能の1つに位置付けられる無線充電は、市場参入する自動車メーカーや技術供給企業がここ数カ月間で増えており、急速に開発が進んでいる。

 大手メーカーとティア1サプライヤー、技術プロバイダーは17年1月、自動車や航空機関連の標準化推進団体SAEインターナショナルが策定する無線充電向けの規格「SAE J2954」の「ワイヤレス電力転送(WPT)」と「自動駐車とEVの充電」について合意した。充電電力は2種類で、3.7kW(WPT1)と7.7kW(WPT2)だが、17年内には11kW(WPT3)の標準化を確定する

 コンチネンタルはドイツ国内で進められている無線充電標準化プロジェクト(StiLLe)にも参加している。無線充電をめぐっては新興企業エバトラン(Evatran)やクアルコム、ワイトリシティ(WitriCity)といった技術プロバイダーのほか、メーカーでは現代自動車やフォードも自前の技術開発を進めている。

http://www.ihssupplierinsight.com/news/5240352/continental-develops-automated-wireless-charging-system-for-evs