Thursday, July 06, 2017 11:15 AM
米本土攻撃能力に1〜2年 北朝鮮ICBMで米大分析
ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は5日、北朝鮮が4日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)の分析結果を発表した。ハワイやアラスカが射程に入る可能性はあるが、米本土のニューヨークやロサンゼルスなどの大都市を正確に狙う能力を獲得するには、さらに1〜2年以上かかると推定した。
38ノースによると、北朝鮮はICBMを高く打ち上げ飛距離を抑える「ロフテッド軌道」を使ったと指摘。より効果的に発射すれば、地球の自転の影響も加わって射程が約6700〜8000キロに達するとの見方を示した。
またICBMに使われたロケットエンジンは、液体燃料型の新型中距離弾道ミサイル「火星12」(米軍呼称「KN17」)と酷似し、北朝鮮が新たに設計したと分析。大気圏に再突入する弾頭部分の形状も改良されているとした。(共同)
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