Monday, July 10, 2017 11:19 AM
新テスト英語、全面民間に 24年度から、併存期間も
文部科学省は10日、2020年度以降に現行の大学入試センター試験の後継で新たに実施する「大学入学共通テスト」の実施方針案を同省の検討会議で示し、了承された。英語で「読む、聞く、話す、書く」の4技能を評価するため民間検定試験を活用。23年度まで共通テストと併存させ、24年度から民間に全面移行する。共通テスト自体はマークシート式を続けるが、国語と数学で記述式を一部導入する。
検討会議の了承で事実上決定し、1989年度のセンター試験開始以来の一大転換となる。初回は2021年1月中旬に2日間行い、出題は現行と同じ6教科30科目。現役なら今の中学3年生からが対象となる。文科省は今年11月に高校2年生らに実施する5万人規模のプレテストの結果なども踏まえ、制度設計を進める。
グローバル化に伴い英語では4技能を重視。民間試験は英検やTOEICなどから水準を満たすものをセンターが認定し、各大学にはできるだけ多くの活用を求める。認定試験はセンターに申請の上、高3の4〜12月に最多で2回まで受けられ、試験結果と語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」に基づく6段階の成績は全て大学に提供され、各大学の基準で評価する。(共同)
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