Wednesday, August 02, 2017 6:02 PM

不安定答弁の法相も交代 審議紛糾、資質問われ

 3日の内閣改造では、不安定な答弁で閣僚の資質を問われた金田勝年法相も交代する見通しだ。「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法を巡り、「迷答弁」を繰り返して審議を紛糾させた金田氏。見かねた安倍晋三首相が助け舟を出したことも。官僚に答弁を助けられる姿は「二人羽織」とやゆされた。

 1日の定例閣議後の記者会見で不安定な答弁を追及されたことを問われると「担当の刑事局が厳格にチェックし、結果として終始一貫していた」と反論していた。

 「中間報告」と呼ばれる異例の手続きを経て本会議採決を強行したことにも批判が集まった。7月に再審請求中の死刑囚の刑執行に踏み切った際には「再審請求をしているから執行しないという考えは採っていない」と述べ、死刑執行の在り方に一石を投じた。(共同)