Wednesday, August 02, 2017 6:04 PM

独排ガス対策に650億円 ディーゼル車改修、基金も

 ドイツの自動車メーカーが排ガス削減に向け、約530万台の販売済みディーゼル車の改修を行う。ドブリント運輸相が2日、発表した。ドイツ・メディアによると、総費用は約5億ユーロ(約650億円)に上る。また5億ユーロ規模の基金を設立し、電気自動車(EV)の導入促進などを進める方針だ。

 ドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れの発覚を契機に、ディーゼル車には消費者の不信感が募っている。各メーカーは改修や基金を通じ、信頼回復を狙う。

 DPA通信などによると、ドイツには現在、約1500万台のディーゼル車が保有されている。改修対象車に関しては、ソフトウエアを更新し有害な窒素酸化物(NOX)の排出量を削減する。(共同)