Thursday, August 03, 2017 10:47 AM

粘りのラリーで桃田を破る 21歳常山、エース候補へ

 バドミントン男子シングルスで21歳の常山幹太(トナミ運輸)がエース候補に名乗りを上げた。7月のカナダ・オープン決勝で桃田賢斗(NTT東日本)を破って優勝。「どのコースにも迷わずコントロールできたし、攻める時は思い切りいけた」と自信を深めた。

 違法賭博問題での出場停止処分が解け、国際大会復帰初戦だった桃田を撃破。憧れの存在と国際大会で初対戦し、自らのペースに巻き込んで勝機をつかんだ。

 滋賀県出身で大阪・東大阪大柏原高時代の4年前に全国高校総体を制覇。173センチ、60キロの細身の体で、圧倒的な攻撃力があるわけではない。桃田戦では身上とする粘り強いラリーを続け、第1ゲームを22-20で奪う。第2ゲームは取られたが、最終ゲーム中盤で相手のスタミナ切れを誘発し、21-14で勝利。「最後は僕も脚がけいれんしていたが(作戦を)やり抜けた」と胸を張った。(共同)