Thursday, August 03, 2017 10:49 AM

米主要企業4期連続増益へ 4〜6月11%増、株高演出

 米主要企業の2017年4〜6月期の純利益は前年同期比11.4%増と4四半期続けて増える見通しとなった。堅調な米国内外の景気を映した。2日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が初めて2万2000ドルの節目を突破する原動力となった。半面、増益率は1〜3月期の15.3%から鈍化。業績拡大の持続力が今後試される。

 情報大手トムソン・ロイターが500社を対象に、決算発表を終えた企業の実績と未発表企業の予想を基に推計した。

 業種別の増益率をみると、エネルギーが6.4倍となるのが目立った。4〜6月期の米国産標準油種(WTI)の平均価格は1バレル=48.11ドルと、前年同期比で6%上昇したことが要因。米企業の好業績は依然、原油高頼みの構図が続いている。(共同)