Monday, August 28, 2017 5:57 PM

大規模停電で経産相に報告 関電社長、再発防止へ

 関西電力の岩根茂樹社長は29日、大阪府吹田市などで23日早朝に起きた大規模停電について世耕弘成経済産業相に報告する。世耕氏は再発防止を求める方針だ。

 関電によると、吹田市のマンホール内の地中送電線が損傷。変電所が電流の異常を察知し、通電を切ったため停電した。停電は吹田市のほか摂津市、大阪市東淀川区で発生し、最大で約3万4000戸に及んだ。停電前に吹田市の現場付近の路上で爆発音がしたとの情報もある。

 吹田市内では信号が点灯しなくなり、病院が診療を一時取りやめるといった影響も出た。損傷したケーブルは7万7000ボルトの高圧電線で、1995年に製造、敷設され、来年取り換える予定だった。昨年9月に目視で確認した際に異常はなかったという。(共同)