Wednesday, September 06, 2017 6:14 PM

連続ハリケーンで資金枯渇 米災害当局、対応に懸念も

 大型ハリケーン「ハービー」が直撃した米南部の被災地支援に追われる連邦緊急事態管理局(FEMA)は6日までに、手元資金が枯渇しつつあるとして5億4000万ドル(約590億円)が緊急に必要だと明らかにした。カリブ海の大型ハリケーン「イルマ」が近くフロリダ州に上陸する見通しで、災害対応への懸念が出ている。

 FEMAに残された予算は5日時点で10億ドル。1時間で930万ドルを拠出している計算で、米メディアによれば、8日までに資金不足に陥る可能性がある。FEMAは早急な予算措置を議会に求めている。

 米下院本会議は6日、ハービーの被災地支援に必要な78億5000万ドルの予算法案を圧倒的多数で可決。週内にも上院での採決が行われる見通しだ。(共同)