Monday, September 18, 2017 11:09 AM

人道支援の実施先送りも 対北朝鮮で韓国

 韓国政府が国連児童基金(ユニセフ)などを通じ、北朝鮮に人道支援を検討していることに関し、韓国統一省当局者は18日、「(実施)時期は南北関係や北朝鮮の挑発などを考慮して決める」と述べ、支援方針を21日に予定されている会議で決めた場合でも、実施時期を先送りする可能性があると明らかにした。

 宋永武国防相は18日の国会で、支援時期を「かなり遅らせる」との説明を統一省から聞いたと答弁した。

 文在寅政権は、北朝鮮の弾道ミサイル発射の兆候をつかんでいた14日に支援方針を表明。15日の発射後も文氏は、電話会談で支援の時期を考慮するよう伝え、事実上反対した安倍晋三首相に「人道支援と政治状況は別だ」と話し、近く実施する意向を示していた。(共同)