Monday, September 18, 2017 11:11 AM

PAC3を函館に配備へ ミサイル対処で19日にも

 北海道上空を北朝鮮の弾道ミサイルが相次いで通過したことを受け、防衛省が航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊を函館市の陸上自衛隊函館駐屯地に展開する方向で調整していることが18日、政府関係者への取材で分かった。早ければ19日午前にも配備する。

 北朝鮮が8月29日と9月15日に発射した弾道ミサイルは、いずれも函館市などがある渡島半島や襟裳岬付近の上空を通過。政府関係者によると、今後も弾道ミサイルが飛来する可能性があり、不測の事態に備える必要があると判断した。

 ミサイルの通過経路周辺では、北海道の千歳基地(千歳市)、青森県の車力分屯基地(青森県つがる市)の部隊にPAC3が配備されているだけで、住民から不安の声が上がっていた。(共同)