Monday, September 18, 2017 11:12 AM

制裁執着なら核完成加速 北朝鮮、安保理声明に反発

 北朝鮮外務省は18日、国連安全保障理事会が日本上空を通過した北朝鮮による弾道ミサイル発射を非難する報道声明を出したことに反発し「米国と追従勢力が制裁に執着すればするほど、核戦力完成の終着点へと疾走する速度は加速するだろう」とする報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

 談話は、米国主導の制裁について「われわれの対外経済関係はもちろん、人民生活に直結する分野まで全面封鎖する無謀な段階に至った」とし「非人道的な敵対行為だ」と非難。「われわれが制裁ごときで揺さぶられると考えるのは愚かな妄想だ」と主張、核戦力高度化を進める方針を強調した。

 また「米国の制裁に便乗している国々は、朝米間の力の均衡が実現したとき、何と言うかあらかじめ考えておいた方がいいだろう」と述べ、安保理の北朝鮮制裁決議に賛成してきた中国やロシアなどへの不満を示した。(共同)