Tuesday, September 19, 2017 1:14 PM
がん診断、日本海側で多く 17年、最高の101万人
国立がん研究センターは19日、2013年に新たにがんと診断された人は86万2千人で、人口に対する患者の割合は北陸や山陰など日本海側で比較的大きいとする分析結果を公表した。部位別でも胃がんが日本海側、肝臓がんは西日本に多いなどの地域差が明らかになった。高齢化に伴い、当面患者の増加が続く見込みで、17年は過去最高の101万4000人になると予測している。
地域差には生活習慣や肝炎ウイルスなどの感染が影響したと考えられる。一方、医療体制の格差が要因とみられる例もあった。同センターは「都道府県でがん対策を立てる際の材料にしてほしい」と話す。
都道府県が行う「地域がん登録」のデータから全国の状況を推定した。13年にがんと診断された人は12年比、3000人の減少で、分析方法を変えたためとみられる。だが、がん発症は高齢者に多いため、高齢化の影響で今後は増える見通し。(共同)
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