Friday, September 29, 2017 6:02 PM

存在感発揮、期待外れ… 繰り返す非自民結集

 10月22日投開票の衆院選で、小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」誕生により、選挙戦の構図が一変した。与党に対抗すべく、国政選挙前の「非自民勢力」の結集は1990年代から繰り返されてきた。躍進し存在感を発揮した政党があれば、大敗して期待外れに終わった党も。希望の党が「駆け込み野合だ」(自民党閣僚経験者)との批判を打ち返せるのか注目が集まる。

 今回の野党再編劇の主役に躍り出た小池氏は、後に首相となる細川護熙氏が92年5月に結党した日本新党の出身。2カ月後の参院選で初当選し、政界に進出した。同党は翌年7月の衆院選で一気に35議席を獲得し、非自民の細川連立政権樹立の原動力になった。

 日本新党や、小沢一郎氏が率いた新生党などが集まって94年12月に誕生した新進党は95年7月の参院選で19議席から40議席に躍進。今の民進党の源流ともなる、98年4月発足の新「民主党」は、7月の参院選で18議席を27議席に伸ばした。(共同)