Wednesday, October 04, 2017 5:47 PM

日本との通商交渉を熱望 米農務長官、輸出増に意欲

 パーデュー米農務長官は4日、首都ワシントンで講演し「巨大市場である日本との2国間の通商交渉を熱望している」と述べた。交渉で日本に農産物関税の撤廃や引き下げを認めさせ、牛肉などの輸出増につなげたいとの意欲を表明した。

 日本はオーストラリアとの経済連携協定(EPA)に沿って、米国産と競合するオーストラリア産牛肉の関税を段階的に引き下げている。パーデュー氏は「米国も同じように扱われるべきだ」と話し、日本との交渉で牛肉関税の引き下げを求める考えを示した。

 また、日本が欧州連合(EU)とのEPA交渉で、農産物市場の一部開放を決めたことを念頭に、日本は米国産もEU産と同様に優遇する必要があると訴えた。(共同)