Wednesday, October 04, 2017 5:49 PM

独立宣言の日程言及せず カタルーニャ州首相

 スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立を巡る住民投票で、プチデモン州首相は4日夜、テレビ演説し「対話と合意を求めるカタルーニャに対し、中央政府からは回答がない」と述べ、改めて国際的な調停を要請した。内外が注目する「独立宣言」の具体的な日程には言及しなかった。

 憲法裁判所の違憲判断を無視して投票を強行した州首相は「勝利すれば48時間以内に独立宣言する」と繰り返してきたが、4日の演説では「数日内に州機関の決定があるだろう」と述べるにとどめ、「独立」という言葉は口にしなかった。

 「法に背き、国家の安定を危機にさらした」と州政府を強く非難した国王フェリペ6世に対して「カタルーニャを失望させた」と敵意をむき出しにした。(共同)