Thursday, October 12, 2017 6:14 PM

FCA不正材料使用せず 神鋼問題、調査は続行

 神戸製鋼所がアルミニウム製品などの性能データを不正に改ざんしていた問題で、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は12日、問題となっている材料を使用していないことを明らかにした。

 北米と中南米向けの自動車について「神戸製鋼から材料を調達していないことを確認した」としている。

 アジアと欧州向けなどでは「1次下請け」を通じて調達する少数の部品に神戸製鋼が関与しているが、問題となっている材料は使われていないという。ただ、FCAは「サプライチェーン(調達・供給網)全体の調査を続ける」とし、全ての取引を洗い出す意向を示している。(共同)