Monday, October 16, 2017 11:30 AM

米韓が共同訓練開始 空母投入、北朝鮮けん制

 米韓両軍は16日、朝鮮半島周辺の海上で、米海軍横須賀基地を拠点にする原子力空母ロナルド・レーガンや韓国海軍イージス艦などが参加する共同訓練を開始した。米韓の結束を誇示し、北朝鮮をけん制する狙い。日米韓は日本列島上空を通過する弾道ミサイル発射を警戒、米韓訓練とは別に3カ国によるミサイル探知・追跡演習を月内にも行う方向で調整を始めた。韓国国防省によると、米韓訓練は20日まで日本海や黄海で行う。

 北朝鮮は「われわれに対する公然の威嚇」(16日付の朝鮮労働党機関紙、労働新聞)と反発、訓練中に軍事挑発を行う恐れがある。平壌付近などで弾道ミサイルを移動させたとの情報もある。

 訓練にはロナルド・レーガンのほか、韓国海軍のイージス艦「世宗大王」など40隻以上が参加。F15戦闘機も加わり、特殊作戦部隊の訓練や海上封鎖、艦砲射撃訓練も行う。日本政府関係者によるとロナルド・レーガンは16日まで九州沖などで海上自衛隊護衛艦との共同訓練を実施。終了後、日本海に展開し米韓訓練に参加するとみられる。(共同)