Thursday, October 26, 2017 10:48 AM

不具合、対応拒まれる 装備庁の是正要求遅れ指摘

 米国との対外有償軍事援助(FMS)契約に基づき調達した防衛装備品に不具合が見つかったのに日本側の対応が遅れたため、米側から是正を断られていたケースが2012〜16年度で12件(総額約3190万円相当)あったことが会計検査院の調べで26日分かった。

 防衛装備庁が自衛隊部隊と是正要求の内容を詰めるのに時間を要したことなどが理由。装備庁は「職員の教育を徹底し、同様のことが起きないようにする」としている。

 FMSに基づき戦闘機やミサイルなどを日本側が受領した際、損傷など不具合があった場合は出荷日から、米側の精算書の内容と受領内容が異なる場合は精算書の送付日から、それぞれ原則1年以内に是正を求めなければならないとされる。(共同)