Friday, November 03, 2017 10:55 AM

英リカード、加州の技術センターを拡充

 英国の車両エンジニアリング大手リカード(Ricardo)は、電気自動車(EV)や自動運転車の設計および開発に取り組む顧客にも対応できるよう、カリフォルニア州で運営するサンタクララ技術センターに追加投資し、設備を拡充する。

 グリーン・カー・コングレスによると、カリフォルニア、特にシリコンバレーでは自動車メーカーの先進技術開発やR&D活動が活発化しており、そのほかにも多くの新興テクノロジー企業や従来の業界体系になかった企業を先進車両の研究分野に引きつけている。こうした動きが目指す方向は、手動制御や化石燃料を使う従来の機械的パワートレインから電動システムや自動運転機能への移行だ。

 リカルドのサンタクララ技術センターは、すでに新興企業ペロトン・テクノロジーズ(Peloton Technology)といった加州の顧客に最新の自動車技術や技術革新を提供している。ポール・リベラ社長は「センターに追加する新しい施設は、すでに設備のそろった既存施設を基盤に、HILやSILのテストから先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システム用の車両開発までさまざまなサービスで西海岸の顧客に対応できるようになる」と話している。

http://www.greencarcongress.com/2017/10/201781019-ricardo.html