Tuesday, November 28, 2017 10:14 AM

米、緩やかな利上げ継続 FRB次期議長が議会証言

 米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたパウエル理事は28日、議会上院の銀行住宅都市委員会で公聴会に臨む。27日に書面で事前に公表した証言内容を踏まえ、景気拡大に合わせて政策金利を緩やかに引き上げていく現在の金融政策を維持する意向を表明する。利上げのペースや低迷している物価の動向について質疑でどう説明するかが焦点だ。

 パウエル氏は11月2日にトランプ大統領から次期議長の指名を受け、それ以降、公の場で発言するのは初めて。

 書面では政策金利について「さらに幾分か引き上げることを想定している」と指摘。「力強い労働市場を維持し、物価上昇率を目標の年2%まで高めることが金融政策の目的」と強調した。(共同)