Wednesday, December 06, 2017 10:26 AM
ロシア選手団、平昌五輪除外 IOC、個人参加は容認
国際オリンピック委員会(IOC)は5日、スイスのローザンヌで理事会を開き、国家主導の組織的ドーピングがあったとしてロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止とし、来年2月の平昌冬季五輪から同国選手団を除外することを決めた。一方で条件をクリアして潔白を証明した選手については、個人資格での参加を容認した。
IOCが示した国旗や国歌の使用を認めない形での参加に、プーチン大統領は以前から「ロシアへの侮辱」と反発している。ボイコットの強硬論がある一方、選手の利益のため慎重な対応を求める声も出ている。ROCは12日にも同国選手が五輪に参加するかどうかを決める見通し。処分が長引けば2020年東京五輪への影響も懸念される。
IOCの調査委員会が国ぐるみの不正を裏付ける証拠を示した報告書を理事会に提出し、処分が決まった。ROCのジューコフ会長のIOC委員資格を停止し、不正があった14年ソチ冬季五輪当時のスポーツ相、ムトコ副首相を五輪から永久追放した。調査費用などとしてROCに計1500万ドル(約17億円)の負担も求めた。(共同)
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