Monday, December 11, 2017 10:34 AM

ノルウェーは条約不参加 首相が改めて表明

 ノーベル平和賞の授賞式から一夜明けた11日、受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のフィン事務局長とノルウェーのソルベルグ首相がオスロで共同記者会見し、同首相は「(核兵器を非合法化する)核兵器禁止条約には署名しない」と改めて表明した。

 ノルウェーは「核の傘」に頼る北大西洋条約機構(NATO)の一員。核禁止条約の制定交渉には参加しなかった。

 首相は会見で「核兵器なき世界をどう実現するかについて、われわれには違いがある」とし、核廃絶の鍵を握るのは核保有国の積極的な関与だと指摘。保有国が反対する同条約では「核兵器を減らせない」と述べた。(共同)