Friday, December 22, 2017 11:21 AM

イスラエル軍との衝突懸念 「首都認定」撤回決議受け

 トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定してから3度目の金曜日となった22日、エルサレムやパレスチナ自治区などでイスラム教の集団礼拝が行われた。礼拝後に抗議デモが実施される見通し。21日の国連総会では米政権に「首都認定」撤回を求める決議案が採択された。勢いづくデモ隊とイスラエル軍との衝突が懸念される。

 6日の「首都認定」以降、抗議デモは断続的に行われ、イスラエル軍との衝突が激化。同軍による自治区ガザへの空爆の犠牲者も合わせ、これまでにパレスチナ人計8人が死亡、多数が負傷した。

 2度目の金曜日となった15日のデモではエルサレムやヨルダン川西岸ラマラなどでイスラエル軍に銃撃された計4人が死亡し、1日の犠牲者としては最多になった。(共同)