Tuesday, January 09, 2018 11:07 AM

米、難民受け入れ大幅減 トランプ氏政策反映と報道

 8日付ウォールストリート・ジャーナルは、米政府が2018会計年度(17年10月〜18年9月)の最初の3カ月に受け入れた難民は約5千人で、約2万5000人だった17年度の同時期など過去と比べて大幅に少ないと報じた。テロリスト流入を懸念し、受け入れに抑制的なトランプ政権の政策が反映したとしている。

 イスラム教徒の難民の減少傾向も目立った。15〜17会計年度はそれぞれ1年間で4割台だったが、18年度の3カ月は14%。トランプ大統領は一部イスラム圏からの入国規制を推進している。

 政権は昨年、18会計年度に世界各地から受け入れる難民の上限を4万5000人とする方針を議会に伝達。1980年の難民法制定以来最低の規模だが、この上限にも遠く及ばない可能性がある。(共同)