Thursday, January 25, 2018 11:11 AM

「憲法上、許される兵器」 首相、巡航ミサイルで

 安倍晋三首相は25日、衆院本会議で行われた2日目の代表質問で、導入する長距離巡航ミサイルについて「憲法上保有が許されない兵器との指摘は当たらない」との認識を示した。導入が敵基地攻撃能力の保有につながるとの見方を否定した上で、打撃力は今後も米国に依存する考えに変わりないと強調した。午前の参院本会議の代表質問では、憲法改正の議論深化に改めて期待感を表明した。

 長距離巡航ミサイルについて、首相は「自衛隊員の安全を確保しつつ、わが国を有効に防衛するために導入する」と理解を求めた。同時に「専守防衛は憲法にのっとった、わが国防衛の大前提だ。今後ともいささかの変更もない」と述べた。

 敵基地攻撃能力を巡っては「米国の打撃力に依存しており、日米間の役割分担を変更することは考えていない。この点について今後ともいささかの変更もない」とした。(共同)