Friday, January 26, 2018 11:03 AM

日仏ACSA、大枠合意 2カ国共同訓練初実施へ

 日本とフランス両政府は26日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を東京都内で開催し、自衛隊とフランス軍が物資と役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)について大枠合意した。2月にフランス海軍フリゲート艦が日本に寄港し、自衛隊と共同訓練を実施することでも一致した。日本政府によると、両国のみで共同訓練を行うのは初めてとなる。

 日本側には、東・南シナ海への海洋進出を強める中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、米国やオーストラリアなどと同様に連携を強化する狙いがある。日本がACSAを締結するのは米英両国とオーストラリア。カナダとも交渉を進めている。

 日仏2プラス2は昨年1月にパリで開いて以来で4回目。河野太郎外相と小野寺五典防衛相、ルドリアン外相、パルリ国防相が出席した。(共同)