Monday, January 29, 2018 11:23 AM

白バラでセクハラ抗議 グラミー賞授賞式

 米音楽界最高の栄誉、第60回グラミー賞の発表・授賞式が28日午後、ニューヨークで開かれた。出席した多くのミュージシャンらは白いバラを身に着け、世界的に告発が相次いでいるセクハラへの抗議と被害者の支援を訴えた。

 音楽業界関係者がセクハラ被害者支援キャンペーン「タイムズ・アップ」(英語で「もうおしまい」の意味)への連帯を示そうと、白いバラを着けて参加しようと呼び掛けた。関係者は白いバラは「希望や平和、同情、抵抗」を意味するので選んだとしている。歌手のレディー・ガガさんも白いバラを着けたドレスで登場。披露した曲の途中で「タイムズ・アップ」と語った。

 セクハラ被害を訴えている歌手ケシャさんは自身の苦難を乗り越えた経験を歌ったとされる曲「プレイング」を白い衣装の女性に囲まれながら熱唱し、大きな拍手に包まれた。(共同)