Wednesday, January 31, 2018 11:06 AM

憎悪と白人至上主義横行 ケネディ氏が民主反対演説

 トランプ大統領の一般教書演説を受け、故ロバート・ケネディ元司法長官の孫ジョゼフ・ケネディ下院議員(37)が30日、野党民主党を代表して地元の東部マサチューセッツ州で反対演説に臨んだ。トランプ政権下で差別が進んだとし「憎悪と白人至上主義がはびこっている」と批判した。

 同議員はケネディ元大統領らを輩出した米政界の名門ケネディ家の一員として将来が有望視されている。民主党は若きホープを反対演説に起用して全米の有権者にアピールし、11月の中間選挙に向けて党勢拡大につなげたい考えだ。

 ケネディ氏は演説で「(トランプ政権下の)過去1年を混乱や党派分断、政治駆け引きの年だったと片付けるのは簡単だ。だが問題はもっと大きい」と述べ、誰もが平等で価値ある人間だという米国流の考え方がないがしろにされていると訴えた。(共同)