Wednesday, January 31, 2018 11:07 AM

冬空に赤く染まる満月 3年ぶり天体ショー

 31日夜、地球の影に満月がすっぽりと隠れる「皆既月食」が3年ぶりに日本で起きた。低気圧の影響で全国的にいまひとつの天気となったが、北海道根室市や東京など太平洋側を中心とした各地で「赤銅色」に染まる姿が観察できた。次に日本で見るチャンスは半年後の7月28日に訪れる。

 月食は太陽と地球、月が一直線に並んで起き、とりわけ暗い影の中に月が全て隠れると皆既食と呼ばれる状態になる。地球の大気の影響で太陽の光が屈折したり散乱したりして内側に回り込み、隠れている間も赤い光が月をかすかに照らす。

 月は31日午後8時48分から欠け始め、皆既食は同9時51分から同11時8分までの1時間17分間。前回の2015年4月はわずか12分間だったのに比べると格段に長い。(共同)