Wednesday, January 31, 2018 11:07 AM
上場企業、純利益13%増 世界経済拡大が追い風
東京証券取引所第1部に上場する企業の2017年4〜12月期の純利益合計が前年同期比13.1%増となったことが31日、分かった。世界経済の拡大や外国為替相場が円安基調で推移したことを追い風に業績が伸びた。18年3月期の業績予想を上方修正する企業が相次ぐものの、最近の円高ドル安進行が影響するとの懸念も出ている。
SMBC日興証券が東証1部上場企業のうち、1月30日までに決算を発表した235社を集計した。企業数ベースで全体の約16%に相当する。決算発表は今週から本格化し、31日は午後5時までに260社が公表した。今後予定している自動車大手なども堅調な業績が期待される。
SMBC日興証券の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは「円安が予想通り好決算につながっている。過去最高益も視野に入ってきた」と指摘した。純利益合計は、最高を記録した15年4〜12月期の23兆7000億円を超える可能性がある。(共同)
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