Wednesday, January 31, 2018 11:10 AM

米「関係国は自制を」 カタール断交問題

 米国、カタールの外務・防衛閣僚による初の戦略対話が30日、首都ワシントンで開催され、ティラーソン米国務長官はカタールとアラブ諸国の断交後の地域情勢について「全ての関係国が自制し、問題解決へ連携することが必須だ」と述べ、緊張緩和に向けた努力を促した。

 サウジアラビアなどは昨年6月、イランへの接近を理由にカタールと断交。同年12月にはサウジやカタールなどでつくる湾岸協力会議(GCC)の首脳会議で大半の首脳が欠席するなど、テロ対策での結束があやぶまれていた。

 マティス国防長官も会議で、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討や、地域で勢力を伸長するイランを抑止するために「GCCの結束が欠かせない」と述べ、関係修復への期待を示した。(共同)