Thursday, February 01, 2018 11:11 AM

アンジーとNATO協力へ 紛争地の性暴力撲滅目指す

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使を務める女優アンジェリーナ・ジョリーさんは1月31日、ベルギー・ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部を訪れ、紛争地での性暴力撲滅のため、NATOと協力すると述べた。

 ストルテンベルグ事務総長は性暴力撲滅に向け「やれることはまだ多い」と述べ、ジョリーさんの協力を歓迎した。

 ジョリーさんは事務総長との会談後の記者会見で、レイプが女性や家族、地域を攻撃し破壊する「武器」として使われているにもかかわらず、手を打てずにいることを「歴史的な不公正」と強調。その上で「人道主義者としてNATOと手を組む。NATOが訓練している場所で(性暴力撲滅の)手助けをしたい」と述べた。アフガニスタンなどでの地元部隊訓練の際の啓発活動などを想定しているとみられる。(共同)