Tuesday, February 06, 2018 11:13 AM

対北朝鮮攻撃は「賭け」 米議員ら大統領に書簡

 米民主党系の上院議員18人は5日、トランプ政権が選択肢の一つにしているとされる北朝鮮への限定的軍事攻撃について、報復のリスクが大きく「非常に大きな賭け」と懸念を表明するトランプ大統領宛ての書簡を公開した。議会の承認がない攻撃は憲法上の根拠を欠くと指摘、大統領をけん制した。

 書簡はハインリック議員が中心となり、前回大統領選の民主党副大統領候補だったケーン議員、クリントン元国務長官と大統領候補の座を争ったサンダース議員(無所属)も名を連ねた。

 北朝鮮は「過去数十年で米国が直面する最も重大な外交課題」とした上で、政権発足から1年が過ぎても駐韓米大使が決まらないのは「驚きだ」と指摘。限定攻撃検討に異を唱えたことで大使起用が白紙になったとされるビクター・チャ氏の人事に触れ、経緯を明確に説明するよう求めた。(共同)